『レッド・ドラゴン』 by ブレット・ラトナー
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読んだ/観た日:2020/04/12
☆映画総合:4.0
ストーリー:4.5
キャラ:4.0
映像:3.5(印象に残ったシーンがあんまない)
独創性:3.5
合理性:3.5
完成度:4.5
深さ:3.5
爽快さ:3.8
おしゃれさ:3.5
他の人におすすめ:3.0(ハンニバルシリーズは完全に人を選ぶ)
あらすじ/概要
天才精神科医、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)が、連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重症を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官グレアム(エドワード・ノートン)。しかし、精魂尽き果てた彼はFBIを辞職、妻子ともに隠遁生活を送っていた。
感想/考察
技術も進歩してきて今までの作品の中では一番洗練されてた気がする。
だが、アンソニー・ホプキンスさんちょっと年を取りすぎか…設定上は羊たちの沈黙の前だが、ちょっと年齢に無理があるかも知れない…ちょっとパワーが無い気がした。設定的にも少し厳しい。あの絶対悪のハンニバルを捕まえてしまっているのだから、ハンニバルの立場が弱まり、ホプキンスさんの年齢と相まってパワー減を感じさせたのかも。さらにハンニバルの関与も今回は控えめな印象。ほとんどグレアムが解決しちゃった感。
グレアムがハンニバルを補う活躍をしたものの、やはり第一作のあのコンビを超えられない気がする。やっぱりハンニバルが存在感を放ってこその作品な気がする。
第一作はハンニバルも良かったが、クラリスもよかったということだろう。それが演技なのか彼女の素なのかはわからないが。本当に賢そうで、ハンニバルが好きそうな人だったと感じる。その緊張感と絆が芸術的な何かを感じさせたのかも。
グレアムはちょっとアメリカのドラマに出てくる主人公感がある。シーズン6とかある系のあれ。こう、なんか、うまく言語化できないが…なんかスプリンターっていうよりはマラソン選手感。いやなんかよくわからんな…。
題名がハンニバルっぽくないんだよなあ…笑
グレアムの家って前作のクラリスの家に似てない…?
こんな書き方しといてあれだが、普通に面白かった。が、やはり羊たちの沈黙が良すぎた、ということなのかもしれない。これも間違いなくいい作品。